1. トップ
  2. 症例紹介
  3. 上顎7歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科

症例紹介 Case Study 宮本歯科で治療された患者さんの
症例をご紹介いたします。

上顎7歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科
女性 / 2025年3月 症例   

治療前

治療後

治療内容

・セラミッククラウン
・ファイバーコア

再初診でご来院になりました。 矯正治療を終えられて、矯正装置が外れたため虫歯の治療をご希望されていました。 虫歯が複数あり、特に上顎前歯については審美的な改善もご希望だったため、機能的にも優れ、審美的にも美しいオールセラミッククラウンでの審美歯科治療をご提案しました。

治療ステップ

ステップ 1
初診時

ご本人が一番気になるのは右上2番です。かなり前に他院で装着したクラウンが歯肉退縮によってマージン(歯と歯ぐきの境目)が露出して金属製のコア(土台)が見えている状態です。
また、前歯部はすべての歯にレジン充填がされており、詰め物との境目から二次的な虫歯も複数あり、歯頚部にも虫歯が確認できます。
コンタクト(歯と歯の間)部に詰めてあるレジンがオーバーに入っているため、フロスが全く通らず、お手入れができない状態のため、全体的に歯茎が炎症している状態です。

ステップ 2
現状と治療計画

患者さんの希望を伺い治療計画を立てます 患者さんの希望を伺い治療計画を立てます

歯茎に炎症があると治療時に出血があり、精度の高い印象をとることができません。
まずは歯のクリーニングを行い、オーバーに入っているレジンを削合して患者さんご自身でお手入れができるように環境を整えることが大切です。
歯茎の炎症が落ち着いてくることで歯茎の位置も変わってきます。
もともと入っている右上2番のように歯茎のラインが変わってしまうとマージンが露出してしまうため、健康な歯茎の位置というのは大変重要となります。

口蓋から見るとよく分かりますが、右上3番近心部には大きな虫歯があります。

また、目視はできませんがレントゲン上では右上4番近心部には歯髄(歯の神経)まで侵食されている虫歯を確認しました。
右上4番は根管治療を行う必要があります。根管治療は回数がかかる治療になるので根管治療と並行して歯のクリーニングも行います。


●右上1~4番、左上1~3番 
・セラミッククラウン
●右上2番 
・ファイバーコア

ステップ 3
プロビジョナル製作

歯ぐきの状態が落ち着くまでの間、印象を行う前に技工士にプロビジョナル(仮歯)の製作を依頼しました。
最終的なセラミッククラウンは1歯ずつ単独でセットしますが、プロビジョナルは脱離のリスクや利便性を考慮して連結して製作します。

ステップ 4
セラミッククラウン印象

右上4番の根管治療を終え、ファイバーコアをセットしました。
右上2番にはかなり太く、長いメタルコアが入っています。すでに根管治療がされていますが症状などはないため再根管治療を行う必要はないと判断しました。
本来であればメタルコア除去をしてファイバーコアに変えたいところですが、メタルコアを除去するリスクなどをご説明して今回はメタルコアをそのまま使用します。

審美に影響するマージン部の精度が高い歯型をおとりするため、圧排糸をそれぞれ2本ずつ歯ぐきの中に埋め込んで印象をおとりします。

デジタルスキャナーによる印象は現時点では宮本歯科での審美歯科治療に求める精度に達していないため、従来のシリコンを使用した精密印象を行っています。

セラミッククラウンの色はご自分の歯の色よりも少し白めをご希望されました。

ステップ 5
セラミッククラウンセット

約2週間後、セラミッククラウンをセットしました。
最終的なクラウンは1歯ずつ単冠で製作しています。
セット後はフロスがしっかりと通るようになったため、ご自分でのメンテナンスがスムーズに行えるようになりました。

以降は臼歯部の治療を引き続き行う予定です。

治療費

仮歯
¥11,000
×7歯
¥77,000
オールセラミッククラウン
¥209,000
×7歯
¥1,463,000
ファイバーコア
¥27,500
×1歯
¥27,500
合計 ¥1,567,500

※治療費は全て税込の価格となっております。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。

リスク・副作用

治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがあります。
※すべて症例による違いや個人差があります。

治療担当

医師:宮本 庸一
歯科衛生士:小原 彩
トリートメントコーディネーター:宮本 秀子

症例紹介について

宮本歯科では厚生労働省が定めた医療機関ホームページガイドライン、ならびに医療広告ガイドラインに則ったホームページでの情報提供を実践しています。

ガイドラインでは、単純な術前術後の写真等、いわゆる「ビフォーアフター」を原則として(利用者保護の観点から)掲載を禁止していますが、患者さんの不利益にならないように要件を満たしている場合は、術前術後の写真等について広告(ホームページへの掲載)できるとされています。

より詳しい宮本歯科の医療広告ガイドラインの取り組みについては、「医療広告ガイドラインの遵守について」をご覧ください。

症例一覧 トップへもどる