1. トップ
  2. 症例紹介
  3. 前歯3歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科

Case Study 症例詳細 宮本歯科で治療された患者さんの
症例をご紹介いたします。

前歯3歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科
男性  2021年9月 症例   

治療前

治療後

治療内容

・ジルコニアセラミッククラウン

患者さんは男性で、上顎前歯の虫歯の治療をしたいとのことでご来院されました。 全体的に虫歯が多く、歯肉の退縮で歯頚部(歯の根元部分)に汚れがたまりやすくなっていました。 歯の着色がかなり多かったため、しっかりと歯のクリーニングを行った上で、機能性と審美性に優れたジルコニアセラミッククラウンでの審美歯科治療をご提案しました。

治療ステップ

ステップ 1
再初診時

歯と歯の間や歯頚部に虫歯が多くみられ、特に右上2・3番は口蓋側(裏側)からも大きな虫歯が確認できます。

歯ぎしりや食いしばりなどによる噛み合わせの負担によるものと思われる歯肉退縮があり、数年前に他院で治療をした右上1番のメタルセラミッククラウンの歯頚部には段差もできています。

ステップ 2
現状と治療計画

右上1番は歯肉退縮によるメタルセラミッククラウンのマージン(境目の金属部分)の露出によって審美的な障害となっていました。
また、噛み合わせのストレスによる楔状欠損(歯と歯ぐきの境目の周辺部分が楔が打ち込まれたように欠損している状態)のため歯頚部に段差ができており、汚れが残りやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなっていました。
今回は審美性と清掃性を高めるためにセラミッククラウンの作り直しをご提案し、クラウンのマテリアルとしては歯ぎしりや食いしばりに対する強度と、透明感もあり審美性も高いジルコニアセラミッククラウンをお勧めしました。
今までは内側に金属を使用しているセラミッククラウンのため、透明感がありませんでしたがメタルフリーのジルコニアセラミッククラウンで自然な透明感も再現できます。

右上2・3番はつぎはぎでレジンの詰め物が入っていますが更に複数箇所に虫歯もあるため、今回は詰め物ではなく右上1番と同様にクラウン(被せ物)での治療をご提案しました。


● 右上1~3番
ジルコニアセラミッククラウン

ステップ 3
セラミック印象

セラミッククラウンの土台となる支台歯の形を丁寧に整えて(形成)いきます。
クラウンと歯の境目(マージン)を隙間なくしっかり適合させることが最も大切です。
マージンは歯肉のラインより僅かに下(歯肉縁下)に設定するため、支台歯と歯肉の間に細い糸(圧排糸)を丁寧に埋め込んで、境目を正確に型取りできるような条件を整えます。

支台歯の形成と歯型とり(印象)は治療時だけではなく、治療を終えた予後につながる大切なステップです。
シリコンでの精密印象は、患者さんにご辛抱を頂くこともございますが、現時点ではデジタルスキャナーによる光学印象は宮本歯科が求めるレベルの精密さには達していないため、いわゆるアナログなシリコンでの 精密印象を選択しています。

セラミックの色は左上1番のご自分の歯の色に合わせた自然な色をご希望なさいました。

当日お帰りの際に仮歯(プロビジョナル)をセットしました。
最終的なセラミッククラウンは1歯ずつ単冠でお作りしますが、仮歯は脱離のリスクや治療の際の操作性などを考慮して3歯連結しています。

ステップ 4
技工模型

歯科医師が印象したトレーに石膏を流して作った模型を基にして、歯科技工士がセラミッククラウンを製作します。

歯肉圧排とともにシリコンによる精密印象を丁寧に行うことによって、このように石膏模型において正確に患者さんのお口の中を再現して、歯ぐきとの境目のないセラミッククラウンを製作することができます。

ステップ 5
セラミックセット

約2週間後、セラミッククラウンをセットしました。
歯の表側は審美性を重視するため内面にはジルコニアを使い、表面には透明感が高く、自然な歯の色を再現しやすいいセラミックを使用しています。

歯の裏側が表側に比べて白く見えるのは、歯ぎしりや食いしばりに対する強度を保つため、表面をジルコニア仕上げとしたためです。
他の歯にも複数虫歯があるので、今後治療予定です。
治療後にはナイトガードの使用をお勧めしています。

治療費

仮歯
¥5,500
× 3歯
¥16,500
オールセラミッククラウン
¥154,000
× 3歯
¥462,000
ナイトガード
¥33,000 ¥33,000
合計 ¥511,500

※治療費は全て税込の価格となっております。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。

リスク・副作用

治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがあります。
※すべて症例による違いや個人差があります。

治療担当

医師:宮本 庸一
歯科衛生士:内藤 恵
トリートメントコーディネーター:宮本 秀子

症例紹介について

宮本歯科では厚生労働省が定めた医療機関ホームページガイドライン、ならびに医療広告ガイドラインに則ったホームページでの情報提供を実践しています。

ガイドラインでは、単純な術前術後の写真等、いわゆる「ビフォーアフター」を原則として(利用者保護の観点から)掲載を禁止していますが、患者さんの不利益にならないように要件を満たしている場合は、術前術後の写真等について広告(ホームページへの掲載)できるとされています。

より詳しい宮本歯科の医療広告ガイドラインの取り組みについては、「医療広告ガイドラインの遵守について」をご覧ください。

症例一覧 トップへもどる