食いしばりや歯ぎしりが原因で歯にストレスがかかり、他院でかなり前に治療をされたレジンの詰め物やご自身の歯も欠けています。
右上1・2・3番には頬側や口蓋側にかけてかなり広い範囲でレジンの詰め物がつぎはぎで入っています。
詰め物との境目から虫歯にもなっており、レジンの変色もありました。

右上1・2・3番は広範囲にわたってつぎはぎにレジンで治療がされており、強度や精度の面からもレジンでの治療は限界があります。今回は審美的にも美しく、精度も高いセラミッククラウンでの治療をご希望いただきました。

● 右上1・2・3番
セラミッククラウン

もともと入っていたレジンの詰め物や虫歯を丁寧に削合し、歯肉圧排のうえ印象を行いました。セラミックの色は約9年前に宮本歯科でセットをした反対側の左上1・2番のセラミックに合わせてお作りすることにしました。

シリコン印象後に、プロビジョナル(仮歯)をセットします。
プロビジョナルは便宜上3歯を連結していますが、最終的なセラミッククラウンは単冠で1本ずつお作りしてセットします。

セラミックの切端部には強度と審美性を両立するジルコニアを使用しています。約9年前にセットした反対側のセラミッククラウンと同様の色をご希望されましたので自然な感じでお作りしました。
ナイトガードは新しくお作り直しのうえ、引き続きご使用いただき、今後も定期的なメンテナンスをしながらチェックを続けて参ります。